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NoraGateway & NoraExternalConnectorのパケットルーティング仕様

NoraGatewayやNoraExternalConnectorを使用して運用する場合の、音声パケットのルーティング仕様について解説致します

【ルーティング概念図】

 

【ルート種別】

  1. G1/G2 |IN

    コール指定・レピータ指定(エリアCQ)などのゲート超えが受信された場合のルート

  2. G1/G2 OUT

    コール指定・レピータ指定(エリアCQ)などのゲート超えを送信した場合のルート

  3. OUTGOING OUT

    RFからのコマンド(XLX380ZLなど)やダッシュボードからのコマンドで、自発的に外部のNoraGatewayやNoraExternalConnectorに接続した場合において、ID-31Plus等のTo(宛先)をUse Reflectorにして送信した場合のルート
    (※NoraVR Clientの場合には、CQCQCQ=ONかつUse Gateway=ON)
    BlueDV等のリフレクター接続ソフトウェアは、この接続方式を用いています

  4. OUTGOING IN

    RFからのコマンド(XLX380ZLなど)やダッシュボードからのコマンドで、自発的に外部のNoraGatewayやNoraExternalConnectorに接続した場合において、接続先から受信した場合のルート
    BlueDV等のリフレクター接続ソフトウェアは、この接続方式を用いています

  5. INCOMING OUT

    外部から接続された場合に、ID-31Plus等のTo(宛先)をLocalCQ(山かけCQ)にして送信した場合のルート

  6. INCOMING IN

    外部から接続された場合に、接続元から受信した場合のルート

 

【基本的な考え方】

  • INCOMINGに関しては、モニター目的を兼ねる為、コントロールコマンド以外のほぼ全て(OUTGOING側からの音声を含む)の音声を送信します
  • OUTGOINGに関しては外部への影響を抑えるため、自局からの音声は送信しますが、自局配下のINCOMINGに接続されている局からの音声はOUTGOING側に送信しません
  • よって、自局配下のINCOMINGから送信された音声はOUTGOING側には抜けずに、その逆は抜けるといった一方通行になりますが、これは仕様です

 

【注意事項】

  1. 外部のNoraExternalConnectorやNoraGatewayに接続した場合(OUTGOING接続)、接続先のレピータ等へ抜けてきたゲート超えが聞こえますが、Use ReReflectorで送信しても交信できません
    これは、BlueDV等も同様です
    (OUTGOING接続は、接続先のレピータ等のローカルや、同じく接続先にOUTGOING接続しているユーザーとしか交信できません)

    通常のゲート超え(コール指定・エリア指定)で交信して下さい
    この時、自局のゲートウェイに抜けているのか、OUTGOING接続先に抜けてきたのか不明な場合、
    無線機の受信履歴を表示した時にUR(宛先)がCQCQCQの場合にはOUTGOING接続先に抜けており、通常のコールサインが入っていれば自局のゲートウェイに抜けています
    いずれの場合も、自局からのコールサイン指定で1対1の交信は可能です